雨の日は家でのんびりに限る


残暑が続くこの時期、暑さにぐったりしているところに雨が降ると、少しだけほっとします。今日も朝から空はどんより曇り、しとしとと雨の音。蒸し暑さは残っているけれど、雨のおかげで外へ出かける気持ちは自然と弱まります。こんな日は「無理せず、家でのんびり」と決めてしまうのが一番です。

まずは扇風機を回しながら、アイスコーヒーを淹れました。氷がカランと鳴る音と、窓の外で降り続く雨音。夏と秋が入り混じるような、不思議な空気が部屋に広がります。普段は冷たい飲み物を一気に飲んでしまうけれど、雨の日はゆっくり味わえる気がします。

午前中は録りためた番組を観たり、読みかけの本を手に取ったり。時折、窓の外に目をやると、雨粒がベランダを打つ様子が見えて、蒸し暑さもどこか和らぐようです。雨の日独特の湿った空気に包まれていると、外の喧騒が遠い世界のことのように思えます。

午後はさすがに体がだるくなってきて、ゴロゴロしながらうたた寝。冷房をつけるほどでもない微妙な暑さの中、雨のリズムに合わせて目を閉じると、意外と心地よく眠れました。

残暑の雨の日は、夏の疲れを癒やしてくれる小休止。予定を入れずに家でのんびり過ごすのも、季節の楽しみ方のひとつなのかもしれません。