夜ふかしのお供にカップラーメン


夜、ふと気がつけば時計の針は日付をまたいでいました。明日は仕事なのに、なんとなく眠れずに本を読んだり動画を見たり。そんな時にふいにやってくるのが、お腹の「ぐぅ…」という小さな訴えです。遅い時間だから我慢しようと思いつつ、つい手を伸ばしてしまうのがカップラーメン。夜更かしのお供として、これほど相性のいい食べ物はないかもしれません。

お湯を注いで待つ三分間は、不思議とワクワクします。静まり返った部屋に漂ってくるスープの香り。ふたを開けた瞬間に広がる湯気に包まれると、なんだか小さな幸せを感じます。夜更かししている罪悪感よりも、「今この時間を楽しんでいるんだ」という気持ちが勝ってしまうのだから不思議です。

食べるときの背徳感もまたごちそう。熱いスープをすすると、体の中からじんわり温まっていきます。麺をずるずるとすする音さえ、夜の静けさに心地よく響く気がします。普段は健康のことを考えて避けるようにしていても、この時間だけは「特別ルール」。カップラーメンの塩気が、夜更かしの疲れを溶かしてくれるようです。

食べ終わった後、少し満たされたお腹と温かい気持ち。時計を見るとすでに深夜。でも不思議と後悔はなく、「明日も頑張ろう」と思えるから不思議です。夜更かしとカップラーメンは、たまにだからこそ心に残る贅沢な組み合わせなのかもしれません。